高雄 萌えキャラ爆発 高捷少女って何? 高雄捷運を乗りまくって萌えキャラを探しまくれ!

2019年12月31日


台湾南部の大都市、高雄にいます。
六合夜市のすぐ脇にあるビルの12階、
六合宿旅店に泊まっています。
最寄駅の美麗島站までは徒歩1分。
どこに行くにもこの駅を利用することになります。

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この美麗島站はステンドグラスのきれいな駅として有名ですが、
駅をぶらぶら歩いていると、へんなものに遭遇します。

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これはなんでしょうか?
同じようなものがいくつもあります。
いわゆる日本でいうところの萌えキャラです。
理由はよくわかりませんが、
美麗島站構内にはこの萌えキャラのパネルやポスターが
たくさん目につきます。


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よく見ると高雄捷運(たかおしょううん)、
つまり高雄地下鉄のオリジナルキャラクターのようです。


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気になるので調べてみるとこのキャラクターたちは、
高捷少女というそうです。


どこかの学生プロジェクトから始まったものらしいのですが、
それを正式に取り入れて、しかも大々的にキャラクターとして
前面に押しだしていくというのはおもしろいですね。

日本でもそういうのはありそうですが、
公的なところとなると、くまもん的な被り物キャラか、
生身のアイドルくらいでしょうか?


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萌えキャラといえば日本ではおたくの若者向けという
イメージがありますが、
台湾では比較的全世代に受け入れられているのでしょうか?


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まったく何の根拠もありませんが、
台湾では萌えキャラが受け入れられやすい気がします。


一つには台湾は小さな島国であり、どこに行ってもすぐに
国土が終わってしまいます。
しかたがないので自転車で国内を一周するのが流行っているそうです。
また、国内にあまり観光地といえるようなところがないので、
古い家を改装したリノベカフェがあちこちにできたり、
なんだかよくわからない芸術特区やアート作品がその辺にあったりします。
写真スポットといわれるところに行ってみると、
わざわざ立体的な写真のフレームが置いてあったりします。
そうでもしなければ、ただのなんでもない場所ということなのでしょう。


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もう一つは、台湾はいまだに国際的に宙ぶらりんでいるということ。
中国がとっている一つの中国政策のせいで、
台湾を独立国と認めている国は少ないです。
また、台湾の人も自分たちは完全に中国から切り離されているとは
考えていないのかもしれません。
けれども現体制の中国にそのままのみこまれてしまうのは嫌がっている気がします。
すぐに独立するでもなく、かといって中国に統合されるでもなく、
それでも将来的には中国の一部になってしまうという漠然とした不安の中に
あるような気がします。


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こうした感覚は閉塞感とでもいうようなものかもしれません。
現実はあまりに複雑でどこから手を付けて行ってよいやら、
どうやって解決するのかもわかりません。

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日本の場合はそうですが、
現実が厳しく、おそろしいものである時に、
そこから逃避するかのように、おたくたちは2次元に入り込んでいきました。
現実の世界はサバイバルで、ちょっとした能力主義、才能主義で、
生まれながらにたいしたものを持っていない大多数の人にとっては、
失望の連続です。
努力はたいして報われず、欲しいものは手に入らず、
生きるために働き続ける現実の日々の中で、
2次元の世界の中だけでは自分は万能です。


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2次元の世界の中では、自分のやりたいようにやり、
なりたいものになり、行きたいところに行くことができます。
努力はかならず報われ、ドラマチックな物語の中で、
ヒーローとしての自分は、世界に大きな影響を与えて、
世界から承認され、意味を与えられていきます。


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高捷少女を見ていると、
なんとなく台湾の置かれている現実が見えてくるような気がして
おもしろいです。
狭い国土、ある程度豊かになった国民、
とりあえず今日明日食べるものには困らなくなったが、
同時に生きる意味も希薄になってしまう。
現在はそこそこ楽しいが、将来には漠然とした不安が待ち構えている。
新しいものがどうなるかよくわからないので、
古いものをいじっくて、そしていじりすぎてしまう。

日本と台湾は結構似ているところがあると思います。
高捷少女は美麗島站以外の駅にもあると思いますので、
それを探してみるのもいいと思います。


次回は高雄国際空港のある町、小港に行ってみます。
空港利用の時に泊まるだけの街かと思いきや、
なかなかどうして、味のある街です。




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