バダミ マハクータ寺院 何かに導かれるように巡礼路を歩いていくと、そこは…、つまりこれってキャンプ場???

2017年 8月8日


バダミの池から見て左手にある要塞&山上寺院のあたりから下を見ると、
池の周りを巡ってやがて岩山の方へと登りながら消えていく、
一本の道が見えるかと思います。


あの道はいったいどこへ行くのでしょうか?


実はとっても素敵な場所に続いているんです。
これぞまさに南インド。
素朴で、おおらかで、のんびりとしたインド。
悪い奴も、騙すやつもいない、安心できるインド。
つまり、旅人が思い描いている通りのインドがそこにあるのです。


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それはマハクータ寺院と言う場所です。
マハクータ寺院は、マハークータ寺院とも表記されています。
英語表記でもMahakutaだったり、Mahakootaだったりします。


マハクータ寺院はそれ自身古代の寺院で、
つまり遺跡です。
けれども今でも人々の信仰を集める現役の寺院でもあります。
実に多くのインド人が、思い思いに楽しんでいます。
もちろん参拝すること、祈りを捧げることが主ですが、
それはもう、楽しんでいるとしか言いようのない雰囲気に溢れています。


このマハクータ寺院ですが、
バダミの街中からオートリキシャで行くことができます。
岩山を迂回していくので少し遠回りになりますが、
普通に舗装された道を快適に走ることができます。


しかしマハクータ寺院にはもう一つの行き方があります。
それはバダミから巡礼路を歩いていくというものです。


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池の左脇から石畳の道が、岩山の上の方に向かって続いています。
基本的に一本道ですので、
上に向かっていく道を登って行きます。


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写真のように、山の上へ上へと続いていく一本道です。
日陰がないので、特に夏なら午前中早くに出発した方がいいです。
途中に売店とかもありませんので、
水や簡単な食料は持って行った方がいいと思います。
ちなみにマハクータ寺院までいくと水やおかしの売店はあります。


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登るにつれて、景色が良くなってきます。
バダミの街と池が一望できます。
地元の人もちらほら歩いていますので、
寂しいとか、怖いというようなことは特にありません。


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道自体も石畳で歩きやすいです。
それほど標高を登るわけでもないので、
軽いハイキング気分です。


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古くから使われている道なのでしょうね。
ところどころの岩壁に、石像が掘ってあります。


やがて道は岩山の上に出て、その後は広々とした平坦な台地を
進んでいくことになります。
途中途中、石畳として整備してあるところや、
そのまま土だけの場所などありますが、
基本的には一本道です。
踏み跡を見ていけば迷うことがないと思います。


ただし途中に一か所だけ草原のようなところがあり、
そこだけは道が何本かに分かれています。
今まで通りの石畳の道と、
草原を斜めに横切っていくような、踏み跡の道です。
草原の踏み跡の方が往来が多い感じがします。


念のため両方の道を行ってみましたが、
結局どちらを行ってもその先でつながるようです。
草原を斜めに横断する踏み跡の方が、往来の形跡がはっきりとしていて、
地元の人はこちらを使っているようでした。


草原を抜けると畑が多くなり、
農作業をしている人もちらほら出てきます。
道もだんだん下って行くようになり、
やがて森の中に入っていくと終点、マハクータ寺院です。


ゆっくりと歩いて2~3時間といったところでしょうか。


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道の終わりはこの門になります。
裏口的な感じですね。


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両側にちょっと怖い感じの像がお出迎えです。
日本でいうなら仁王像のようなものでしょうか?


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境内に入ってみると、古い寺院遺跡が点々としています。
これらを見て回ろうかと思っていると、
境内の中心部辺りから、賑やかな歓声が聞こえてきます。
どうやらたくさんの人たちがいるようです。


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中は驚きの展開です。


中心部に池があり、
そこでたくさんの人が泳いでいます。
沐浴と言う範疇を越えて、明らかに泳いでいます。
バシャバシャやってます。
キャッキャはしゃいでます。
中には周りの壁の上から飛び込んでいる人もいます。


寺院の中心部に池があるというのは、
バリ島などでもよくありますが、
そこでは人々は厳かに、静かに沐浴して、祈りを捧げているかと思います。


ここマハクータ寺院では、人々は楽しんでいます。
もしもここが寺院でなければ、プールで遊んでいるのとたいして変わりません。


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池の周りでは、たくさんのインド人一家が、思い思いに過ごしています。
彼らは鍋釜食料、寝具一式を持ち込んで、
寝泊まりしているようです。
食事もその場で各々作っています。


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境内は煮炊きの煙に包まれています。
けっしてお線香やバターランプの煙ではありません。
明らかにメシを作っている煙です。


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共同の石臼もあって、
女の人たちは豆を挽いています。
きっとおいしいダルカレーになることでしょう。


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そしてそのころ子供たちと言えば、
ガジュマルの気根でターザンごっこ。
これって世界各国共通な遊びですね。



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せっかくなのでウチも混ぜてもらいました。


でもこの感じ、
どこかで見たような……。


主に男たちと子供は池で大はしゃぎ。
女たちは食材と調理器具を持ち込み、その場で食事作り。
大人たちは食事をしながら世間話に興じ、
子供たちは木の枝にぶら下がったり、その辺を走り回ったり。
そして夜になれば持ってきた毛布にくるまり、雑魚寝。


これって、
これって、
キャンプ????


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祠の一つ一つにはシバリンガとナンディが祀られていて、
みなさん熱心に参拝をしています。
その篤い信仰心はその他の寺院と何も変わらないのですが、
ここマハクータ寺院には他にはない、
何か底抜けに陽気なものがあります。


それはまるでキャンプ場にレジャーで来ているような雰囲気です。
かといって、ここに来ている人たちの実際の生活は、
そんなにお気楽なものではないかもしれません。
けれどもそんなものを吹き飛ばしてしまうかのような陽気さが、
ここにはあります。


日本でも昔は旅行と言えばお伊勢参りと言うように、
旅行と信仰が密接に結びついていたこともあります。
おそらく南インドの人にとっても同じなんでしょうね。


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マハクータ寺院のこの光景を見られただけでも、
バダミに来てよかったと思います。
いや、南インドに来れてよかったと思います。


ちなみにバダミからマハクータ寺院まで、
そしてマハクータ寺院の中でも、外国人観光客にはほとんど会いませんでした。
つまりインド人の中に、外国人は自分たちだけだったのですが、
特にしつこく声をかけられるでもなく、じろじろと見られるでもなく、
ましてガイド希望だの周辺観光だのとあっせんしてくる客引きもおらず、
とてもとてものんびりとした気分で過ごすことができました。


さて帰りですが、マハクータ寺院の正門前には、
オートリキシャ溜りがあります。
そこからバダミの街中に乗って帰ることができます。
つまりチャーターとかしていなくても、帰りはなんとかなるということです。
料金は一台200ルピーでした。


もちろん往復ともにオートリキシャを利用することもできますが、
天候と体力が許す限り、
片道だけは巡礼路を歩くことをお勧めします。
秘境気分が盛り上がるかと思います。



これでバダミは終わりです。
本当はもっと滞在して、近郊の世界遺産の遺跡なども巡ってみたいのですが、
バンガロールへの夜行列車を予約してしまっているので、
それができません。



次回はバダミから夜行列車でバンガロール、そしてそのままノリでヴェッロールまで、
をお送りします。





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