2017年 8月6日
いろいろとあったハンピですが、
離れるとなるとなんだか寂しいものですね。
次回来ることは、
おそらくないと思いますが、
ハンピ村ごと近くに移転して、
居心地の良いゲストハウス街でもできていれば、
また来るかもしれません。
本日はバダミまでの移動です。
ハンピ村からホスペットまでバス移動。
ホスペットのバスターミナルから、
イルカルのバスターミナル。
イルカルからバダミのバスターミナルまで、
合計4時間ほど、路線バス3本の乗継となります。
ホスペットからバダミまでは直通のバスがないようです。
ホスペットのバスターミナルに行くと、
イルカルで乗り換えるように言われます。
イルカルまでは特別たいしたことはありません。
景色が特別によいとか言うわけでもなく、
とんでもない悪路を行くというような、
ブログネタになるようなことは何もありません。
高速道路を飛ばしていきますので、
どちらかというととてもスムーズで楽チンな行程です。
ホスペットからイルカルまでは2時間弱です。
イルカルのバスターミナルでも、
バダミ、バダミと連呼していると、
どのバスに乗ればいいか教えてくれます。
僕は残念ながら英語はほとんどできませんが、
旅をするのに必要な部分は、
適当なブロークン英語で何とかなっています。
例えばバスターミナルでは行き先を言うだけです。
ただし、誰に言うかだけは気にしています。
切符売り場や案内所があれば、
そこの人に言います。
もしもそう言ったものがなければ、
バス会社の制服のようなものを着ている人に言ってみます。
バスに乗っている運転手さんに直接聞くこともあります。
鉄道に乗るときは、
乗車日と行き先と、列車番号と等級、人数などを
完全に紙に書いて、
それを窓口に突っ込みます。
英語無しでも結構いけます。
ただしトラブルになった時と、
地元の普通の人や旅行者同士で友達になりたい時はダメです。
英語力がないと意思の疎通ができません。
でもそんな時は端から諦めるからいいんですけど。
さて、
今回のタイトルになっている、
一番よかったバスからの眺めですが、
それはイルカルからバダミの間のバスになります。
ホスペット⇒イルカル間は幹線道度ですので、
道幅も広く、車線も多い高速道路です。
イルカルを出発したバスはすぐに幹線道路を離れて、
田舎道に入っていきます。
田舎道に入ると、
そこに住んでいる人たちの生活が、
ぐっと、近くに入り込んできます。
バザールに集まる人々、
バザールから、そしてバザールまで、
いろいろな荷物を運んで来る人、
荷物を山のように積んだ馬、ロバ、
そしてヤギやヒツジの群れ。
はるか昔から変わらずに営まれているかのような
その生活のど真ん中を、
現代のバスがすり抜けていきます。
時にはバス一台しか通れないような道を走り、
バスは村から村を点々としながら進んでいきます。
完全なるローカル、
完全なる路線バスです。
もちろん旅行者は誰も乗っていません。
この辺りは砂漠地帯ではないので、
緑がとても豊かです。
作物も大いに実っているんだと思います。
そのせいかどうかはわかりませんが、
のんびりとした、余裕のある雰囲気が漂ってきます。
旅の楽しさと言うものは
いろいろあると思いますが、
このイルカル⇒バダミのようなバス移動は、
とても心が躍ります。
のんびりとした風景と、生活感丸出しの村をつないで、
でこぼこの細い道を走るバス。
乗ってくる人も、
降りていく人もみんなただの、普通の地元の人。
まるでそこにあるどこかのお家にお邪魔して、
そのままその家ごと走っているような気がしませんか?
ひまわり畑をすり抜けて行くと、
間もなくバダミの街に到着です。
イルカルを出てからおよそ2時間。
まだまだ乗っていたいようなバス移動でした。
さて、僕が今回南インドに来るにあたって、
描いていたイメージ通りの街、
それがこれから2日半過ごすバダミです。
本当はハンピがそうなるはずでしたが、
実際のところは来てみないとわからないということが、
旅のおもしろさでもありますね。
というわけで、
次回からは、
何がそんなにいいの?
短い滞在時間を激しく後悔したバダミ編です。