ロードオブザ ハンピ2 地獄のアナンタプル編 窓にはガラス無し 隣の部屋からコンクリートドリル そして断水!

2017年 7月31日


特に何かに挑戦しているわけではないのですが、
チェンナイから昼間のバスを乗り継いで、
ハンピに向かっています。


IMG_7220 (860x645)


チェンナイ⇒ティルバンナーマーライ⇒バンガロールと
順調に進んでいます。


昼間のバスのいいところは、
景色がよく見えることです。
海沿いの街チェンナイから高原の街バンガロールまで、
景色は移り変わっていくので
飽きません。


また、
途中でいろいろな街に寄るので、
そうでもなければ一生立ち寄らないような街の様子を
みることができるのがいいですね。

反面悪い点は、
道路の渋滞や乗り降りする人が多いので
時間がかかるのと、


暑いってことです!


さて今日は、
途中中継の街、
アナンタプルまで行ってみます。


そのアナンタプルでとんでもないことが
待ち構えてるとも知らずに!



IMG_7217 (860x645)


バンガロールのマジェスティックバスターミナルの
第2ターミナルから、
アナンタプル行きのバスに乗り込みます。


一見ボロいように見えますが、
これはインドの中ではけっこういいバスの部類に入ります。
なぜならシートがリクライニングできるからです。
したがってお値段高めです。


IMG_7221 (860x645)


APSRTC。
アンドラプラデーシュ州運営のバスということのようです。
もちろんエアコンはついていません。


IMG_7216 (860x645)


10時30分、
バンガロール出発です。
高いだけあって、
車内にはモニターがあり、
なんだかわけのわからない映画をやっています。


しかもモニターが古いのか、
全体に緑がかっていてシュールです。


バンガロールを出発した時点では
それなりに涼しかったのですが、
アンドラプラデーシュ州に入り標高が下がったのか、
だんだんと暑くなってきました。


そこで窓を全開にして風を入れていたのですが、
快晴の天気、
乾燥した砂漠のような大地のはずなのに、
何やら雨のようなものが降ってきます。


「あれ?お天気雨?」


なんて思っていたのですが、
いつでも降っているわけではありません。


その後しばらく何もないのですが、
突然また、
ぱらぱらっと雨のようなものが全開にした窓から入ってきます。


「あれ、また雨?おかしいな」


なんて思っていたのですが、
よくよく雨のようなものが入ってくるタイミングを観察していると、
バスの運転手さんが運転席の窓から
外に唾を吐いているのと同じタイミングでした。


「うわっ!」


ということで、
急いで窓を閉めました。
おかげでとても暑いです。


IMG_7218 (860x645)


そんなことはおかまいなしに、
緑の映画は延々と流れ続けています。


この映画、
基本は時代劇で、
登場人物は古代の格好で話が進んでいくのですが、
突然何の脈絡もなく
グループダンスのシーンが挿入され、
しかもダンサーは全員現代の格好です。


インド映画ではこれが普通なのでしょうか?


IMG_7223 (860x645)


バスは途中で休憩をはさみます。


だいたいは道路沿いのドライブインであることが多いです。
僕はけっこうこの休憩が好きです。
目的地以外の何だかわからないところで
降りることができるなんて、
ワクワクしませんか?


何かを食べれるほどは停まっていませんので、
トイレに行って、
ポテチを買い食いして終わりです。



その後もバスは走り続け、
15時30分にアナンタプルのバスターミナルに到着しました。


今日は5時間乗りました。
暑かったです。
そもそも暑い上に、
そんなわけで窓を開けることができなかったので、
けっこう疲れました。


アナンタプルのバスターミナルで、
明日のハンピ方面へのバスを確認して、
今日は終わりです。


と、いいたいところなのですが!


まだ宿が決まっていません。


長時間の移動プラス暑さでヘロヘロになっていますが、
今から宿を探さないといけません。


とりあえずバスターミナル周りに宿が何軒か見えていたので、
そこを当たりますが、
どこもかなりボロいです。


仕方がないのでバスターミナル周りを離れて、
街の中心に向かって歩きます。


街の中心にも何軒かホテルがあったのですが、
今度は値段が高過ぎます。


いいかげん疲れてきましたので、
適当な宿に入りたいのですが、
アナンタプルにはなかなか適当な宿はありません。


そしてとうとう路地裏に、
そこそこきれいそうで、
そこそこの値段のところを見つけました。


それがSRS Regency Hotelです。


map a (860x562)


SRS Regency Hotelは
一見まともに見えます。


一見まともに見えるのですが、
この宿はウケること盛りだくさんでした。


まずはレセプションで


「いい~部屋があるよ。ウチで一番の最高の部屋さ~」


と言われた部屋を見に行きます。



エレベーターがあるのですが、
それがえらい旧式。
伸縮式のフェンス扉ををガラガラと手動で閉めないと
動かないタイプです。


そしてセンサーが甘いのか、
何度かガチャガチャ閉めないと動きません。


「でも、まあいいか、一泊だけだし」



エレベーターは4階まで上がります。
フェンス扉なので、
途中の階の様子が見えます。
途中階は宿ではなく、集合住宅のようで、
普通に人が住んでいるようです。
薄暗くて、なにやらゴミがたくさん散乱しています。


「でも、まあいいか、一泊だけだし」


4階に着いて見せてもらった「一番の部屋」は
カーテンが閉まっていて真っ暗なうえに、
強烈なたばこの匂いがしています。
何かの拷問部屋かというくらいです。


さすがにひどすぎるのか、
部屋を案内してくれた男性は、
こちらが何も言わないうちに、
違う部屋の鍵を取りに帰って行きました。


IMG_7226 (860x645)


そして次に見せてもらったのがこの部屋。


部屋は古く、全く値段に見合ってないとは思いましたが、
これ以上何かを言うのも面倒くさく、
窓もあって明るいのでここにすることにしました。

「まあいいか、一泊だけだし」


ところがこの部屋は、
おそろしくとんでもない部屋だったのです。


上記の写真を見てもらうとわかりますが、
窓の半分を覆うようにタンスが置かれて、
なぜかカーテンが半分だけ閉まっています。


タンスを置くスペースがないわけじゃないのに
おかしいなと思って、後ろを覗き込んでみると、


なんと…、


窓にガラスがはまっていない!


すべてではないですが、
下の方の小窓部分が枠だけで、ガラスが無いのです。
つまりパーパーです。外なんです。


おそらく何かでガラスが割れてしまったのですが、
直さずに、
カーテンを閉めて、
タンスで押さえているのでしょう。


これを発見した時点で部屋を変えてもらうべきだったと思いますが、
今までの状況を考えるに、
下手をするともっとひどい部屋か、
部屋そのものがないといわれるかもしれない。


そうなったらまた一から宿を探さなければならない。
それはめんどくさい。
それにカーテンとタンスで押さえてあるなら、
とりあえず蚊の侵入は防げるし。


「まあいいか、一泊だけだし」


というわけでその件は放置しました。


そしてしばらくは何も起きなかったのですが、
夕方になってあたりが暗くなったころ、
突然隣の部屋から、
がががががががががががががが~~~~~という、
ドリルの音が響いてくるのです。


これはコンクリートドリルの音です。


隣の部屋で何か工事が始まったようです。
コンクリートドリルですから、
壁か床か天井に穴を開けているのでしょう。


そのうちに電気のこぎりで何かを切る音や、
金づちで何かを打つ音も聞こえてきます。


完全に何かリフォームしてますね。


隣の部屋でやっていますから音はモロに聞こえます。
ついでに窓ガラスもありませんから、
外からも音が入ってきます。


さすがに夜になるとコンクリートドリルの音はしなくなりましたが、
電気のこぎりと、
何かを打ちつける音は続いています。


何で夜からリフォーム?
昼間は暑いから?


とは思いつつも、


「まあいいか、一泊だけだし」


というわけでスルーすることにしました。


工事の音は深夜まで続いていましたが、
途中で耳栓して寝てしまったので、
いつまでやっていたかはわかりません。


とまあ、いろいろとウケることが続いていたのですが、
極めつけは夜にシャワーを浴びようとした時です。
今日も一日暑かったので、
シャワーでも浴びてさっぱりするか~と思い、
蛇口をひねると、


み、水がでない!


ひねってもひねっても、
水は一滴も出ません。
あわてて洗面台の蛇口をひねっても、
こちらも出ません。
当然トイレも流れません。

シャワーも浴びれないし、
手も洗えないし、
歯も磨けないし、
トイレもそのまま?????


「まあいいか、一泊だけだし」


いや、ダメでしょ、
これだけはダメでしょ!


というわけでさすがにこれだけはフロントに言いに行きました。


フロントにいたお兄ちゃんが見に来て、
何かごちゃごちゃやっていましたが、
水は一向に出ません。


そのうちお兄ちゃんはどこかに行ってしまい、
この状況は完全に放置されてしまいました。


いや~、このまま水無しか~???
最悪バケツに水を何杯かもらっておくか。


と思いましたが、
しばらくしたら勝手に出るようになっていました。
一安心ですが、
出るようになったよと言うような案内は一言もなかったのが、
実にインドだなと思いました。



IMG_7236 (860x645)


朝起きたら、
隣のビルの屋上では人が何人も寝ていました。


まあ、あそこで寝ることに比べたらましか~、
なんて思いましたが、
考えてみればこの宿にバンガロールで泊まった宿以上の金額を払っているので、
比較すること自体がおかしいのですが。


「でも、まあいいか、一泊だけだし」


というわけで、
先に進もうと思います。
今日こそハンピにたどり着けますように。


IMG_7230 (860x645)


ちなみにアナンタプルには観光的なものは
まったくありません。

ちょっとしたお城とか、
要塞とか、
眺めのいい丘とか、
古い町並みとかあればいいのですが、
少なくとも歩いていける範囲では何もありませんでした。


ただ砂埃っぽく、クラクションの騒音と喧噪があるだけの、
田舎の都市です。


宿の前にフルーツジュース屋があり、
そこのジュースがとてもおいしいです。


ふらっと入れそうな食堂があまりなかったので、
食べることに困りました。


次回はいよいよハンピです。
まだ8時間かかります。










スポンサーリンク
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする