聖地ティルバンナーマーライ ラマナアシュラムに行ってみると、そこには、

2017年7月29日


ところで僕は、
まったくスピリチュアルな人ではありません。


瞑想もヨガもしませんし、
何か特別な能力もあったりしません。


信じている神様も、先生も特にいません。


今までだって一度も神秘体験なんかありませんし、
それを求めて探求したりもしていません。


でもそれでも、
ここティルバンナーマーライは何か感じるものがあります。


聖なる山であるアルナーチャラ山と、
聖者といわれるラマナマハリシの住んでいた場所にあるラマナアシュラム。


これらが作り出している雰囲気は、
とても居心地の良いものです。


一言で言うと、
もっとここにいたい!


しかし後述するように、
あることが妨げとなって、
長居することができなくなるのです。

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ティルバンナーマーライでは
Hotel Nala Residencyに泊りました。


町の入り口にある、比較的大きな宿です。
前回の記事で書いた通り、バスで下ろされてすぐに見つけたところです。


安宿というには立派ですが、
けっして高いわけではありません。
朝食もついていてなかなか良かったです。
wifiは今一でした。

詳しくはbooking.comとかで調べてみてください。


ラマナアシュラムとは3㎞くらい離れています。
歩いて行けないこともないですが、
オートリキシャで50~60ルピーくらいで行けます。

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ラマナアシュラムは町はずれにあります。
この辺にも宿がたくさんありましたので、
アシュラムメインならこの近くがいいと思います。


一介の旅行者は街中の方が何かと便利です。


アシュラム入るのは無料です。
受付とかもとくにありません。
入り口で靴を預けで(もちろん無料)、
中に入っていきます。


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敷地内はとても広いです。
アルナーチャラ山からつながる自然の中に、
いくつかの建物が建っています。

土の上をはだしで歩くので、
それがまた何とも言えず気持ちがいいです。


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敷地内にはクジャクがいます。


放し飼いにされているのか、
野生なのかはわかりません。


その他にも犬だの猿だのいろいろな動物がいます。


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本堂というのでしょうか?
お寺ではないので本堂ではないと思いますが、
メインホールと言うべき場所では、
人々がそれぞれの方法で参拝をしています。


祭壇をぐるぐるとまわっている人、
熱心に祈りをささげている人、
ただ座って瞑想している人、
寝ている人。


共通しているのは、
みなさんとても静かだということです。
静かに、その場にいます。


アシュラムの中は、
とても静かで穏やかな空気が漂っています。


それはこのアシュラムが、
何か特別なプログラムを用意しているわけでは
ないからかもしれません。


他のアシュラムと言うところに行ったことが無いので
よくわかりませんが、
このラマナアシュラムには、
ヨガコースとか、
瞑想コースとか、
何かの講話とか、
そういったプログラムはないようです。


また、厳格な規律とか、
極端な食事制限とか、
過度にグルに帰依を強いるとか、
そういったものがないような気がします。


一日に中に、
お祈りの時間や食事の時間やお茶の時間が
あるようですが、
参加するもしないも各人の自由と言う感じです。


この自由でゆるい感じが、
とても居心地良く感じてしまうのですが、
人によっては物足りなさを感じるかもしれません。


このゆるい感じは、
ラマナの残したものであるのかはよくわかりません。


そして当然のことながら、
何か頭の中に声が聞こえてきたりとか、
突然何かに目覚めたりとか、
何かのエネルギーが溢れてきたりとか、
愛に包まれて至福を感じたとか、
すべての苦しみから解放されたとか、
穏やかで静寂な心を手に入れたとか、
そんなウケることにはなりません。


ただここにいると気分がいいなあというだけです。


もちろん僕は全くの鈍感ですから、
中にはビビッと来る人もいるかもしれません。


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ティルバンナーマーライの町からは、
どこにいてもアルナーチャラ山を望むことができます。
それがとても落ち着きます。


ラマナアシュラムの自由でゆるい感じが街にあふれだしている
わけではないでしょうが、
ティルバンナーマーライの街はインドにしては
割と穏やかです。


適度に街なので生活に困ることはありません。
聖地なので宿も多く、
食べるところもけっこうあります。
物価も安いです。


騒音も喧噪もそんなにありません。
それでいて何もないというわけではありません。


つまりバランスがいいんです。


この町にもう少し居たい。
街をもっとぶらぶらとしたり、
ラマナアシュラムでぼーっとしたい。


そんな気持ちがあったのですが、
結果として2泊で
ティルバンナーマーライを後にしました。


その理由は
早くハンピに行きたい!
という気持ちがあったからでした。


今回の南インドの目的は
ハンピに行くことです。
ガイドブックやいろいろな人の旅行記を見て、
すごいところだな~、
と思っていました。


そのハンピに早く行ってみたい。
ティルバンナーマーライもいいけれど、
今回はハンピを目指してきたわけだし、
ハンピはココよりもっといい所に違いない。


僕はハンピに行くという目的のために、
ティルバンナーマーライを後にするのです。


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結果論となりますが、
後になってみると
ハンピを削ってでもティルバンナーマーライに
もう少し居ればよかったと思っています。


ハンピに行きたいという目的があることは、
それはそれでいいことだと思いますが、
目的に縛られていると、
今ここで感じていることを見逃します。


いまこのティルバンナーマーライで感じていることよりも、
ハンピで感じるであろうことの方がいいように
思ってしまいます。


僕らは目的に向かっていくことがいいことだと
教えられ、
目的を達成することがいいことだと信じ込み、
時として目的が無いことに空しさを
感じてしまうと思います。


世の中を見渡してみても、
目的の設定の仕方、
目的の達成の仕方、
目的のある人生がいかにすばらしいものであるか、
人生が充実していないのは目的が無いからだ、
無意識を活用して目的を達成しよう、
人脈を活用して目的を達成しよう、
感謝の言葉を唱えて目的を達成しよう、
などなど、
ありとあらゆる情報があふれています。


確かにそれは大事なことで、
旅に関しても、
目的地が無いとどこにも行けなくなってしまいます。


けれどもその目的に対する思いが、
今の自分の気持ちに誠実でいるということの
妨げになることもあります。


目的を設定することは悪いことだとは思いませんが、
時にはそれを逸脱してみることもいいことだと
思いますし、
それはそれで結構楽しいと思います。


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次回は
街のどこからも見渡せる、
聖なる山、アルナーチャラに登ってみます。


炎天下の登山で待ち受けていた結果とは。

ではまた。




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