コロナ下のぶらぶら旅 ささしまライブ駅その3 失われた笈瀬川の痕跡を求めて 安宿地区をぶらぶらして 厳島神社でサラスヴァティーに出合う そして地面に近いところを見逃すな!

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2021年 1月1日

あけましておめでとうございます。
今年も旅の香りを求めて、
観光地でもない場所をぶらぶらしていこうと思います。


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新春早々、さっそく発見してしまいました。
The 安宿です。

ニュー松竹梅ホテル。
新春にふさわしい、おめでたいホテル名です。
女性歓迎、長期歓迎、テレビ無料、門限なし、エアコン完備です。

左手の入口には、完全個室、シングル2500円~、
二人部屋5000円となっています。

泊まったわけではないので内部はよくわかりませんが、
おそらくは玄関の扉を開けるとすぐ階段、
二階に上がると半間くらいの狭いスペースに
受付カウンターがありそうですね。

アルバイトらしい若い男性に、現金前払いで料金を支払います。
ちなみに夜間は受付に、無口で無表情の中年男性がすわっています。

3階から上が部屋ですので、
いったん受付を離れて、再び階段の踊り場まで出て、
そこから階段を上ります。

ひょっとしたら2階にも部屋があるかもしれませんが、
そこは女性専用フロアーですね。
2階には女性専用トイレとシャワーがあると思われます。

3階に上がると、天井から蛍光灯がほの暗く照らしている廊下の両側に、
真ん中にのぞき穴のある、同じようなドアがずら~っと並んでいます。

301号室のドアを開けると、
部屋は全部で三畳ほどの、
独房を思わせる縦長のスペースになっています。
玄関に靴を脱ぐ場所があるので、そこで靴を脱ぎます。

室内はカーペット敷きで、主にベッドで占められています。
ベッドわきには冷凍庫のない小さな冷蔵庫。
その上にはLGの小さな薄型テレビが置いてあります。

部屋の奥を見ると、ワイヤーの入った曇りガラスのサッシ窓。
開けても隣のビルの壁しか見えません。
窓の上には同じくLGのエアコンです。

トイレとシャワーは室内にはありません。
廊下の一番奥が、共同のトイレになっています。
その横にシャワー室が2つあります。

全体的に壁が薄いので、
廊下の音や隣の部屋の音がもろに響いてきます。
耳栓は必須です。

廊下に出ると、長期の人なのか、住んでいる人なのか、
よくわからない人が寝間着を着て、歯ブラシをもったまま、
その辺をうろうろとしています。

全館禁煙のはずなのに、どこからかタバコの煙の臭いがしてきます。

けっして居心地がいいとは言い難いのですが、
それでもついつい泊まってしまうのは、
駅裏とはいえ名古屋駅から近いという立地と、
カプセルホテル並みの値段で個室に寝ることができるという、
お得感です。
値段が安いので多少のことは許容範囲です。

まあ泊まってないんですけどね。

コロナ騒ぎになるまでは、
外国人の利用も多かったと思われます。
僕も一人で名古屋に行くのなら泊まるかもしれません。

楽天トラベルなどでも扱っているようなので、
実際はどんな感じなのか見てみるのもいいかと思います。


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ニュー松竹梅ホテルは、笈瀬本通りの北端、
笈瀬通交差点から左へ、つまり西に歩いてすぐになります。


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ニュー松竹梅ホテルの2~3軒西横には、
第3松竹梅ホテルがあります。
こちらは男性専用ですね。

ひょっとするとニュー松竹梅と受付は同じかもしれません。
ニュー松竹梅で受付を済ませて、
第3松竹梅の入り口と自分の部屋のカギをもらう
システムかもしれません。

ちなみに第1、第2松竹梅は見渡す限り、
発見することはできませんでした。


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第3松竹梅ホテルの角を左に曲がって、
裏道を南下していきます。

笈瀬本通りから一本西側になります。

この辺りは名古屋駅西口から徒歩で10分圏内ですが、
もはや背の高い建物はなく、
いわゆる普通の住宅地です。

大通りからの騒音も遮られて、とても静かです。


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その一角にあるビジネスホテル大吉。
ここも安宿ですね。


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このあたりは中村区太閤5丁目です。
太閤というのはもちろんあの太閤秀吉です。


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背の高い旗が見えてきました。
厳島神社ですね。

案内板によると、御祭神は広島の総本山と同じ
市杵島比賣命です。

市杵島比賣命は九州の宗像大社に祀られている、
宗像三女神の一人です。
天孫降臨の際に、海の道、つまり中国大陸や朝鮮半島から
九州への道を案内したといわれています。

市杵島比賣命は時代が経つにつれ、
神仏習合により弁才天と同一視されました。

弁才天とは言わずと知れた、ヒンドゥー教の水の女神、
サラスヴァティーのことですね。
弁才天の真言である、
「オン・ソラソバテイエイ・ソワカ」に
その痕跡が残っています。

つまり市杵島比賣命は海や水に関係の深い
神様ということになります。
広島の厳島神社の御祭神というのも納得ですね。

その同じ市杵島比賣命が祀られている、
中村区太閤の厳島神社も、やはり水に関係があるということです。

案内板の先には、
笈瀬川の清流を汲みて作りし甘酒を神前に供し云々、
と書いてあります。

ここに今は姿も形もない笈瀬川の存在を、
かすかに感じることができます。


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境内には四角い池が掘られていて、
池の中には島があります。
水の神様にふさわしく、お社はその島に建っています。

今では古い住宅の隙間にひっそりとたたずむ
この厳島神社が、かつては笈瀬川の川岸にあったのか、
そしてこの池には笈瀬川の水が引き込まれていたのか、
それはわかりません。

しかし水の神様をお祀りしているところを見ると、
笈瀬川と何か関連があるのでしょう。

サラスヴァティーの奏でる弦楽器の音が聞こえてきそうです。


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厳島神社の先から後ろを振り返ります。
名古屋駅前の高層ビル群からそれほど離れていません。
ちょっと離れただけで別世界の感があります。


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厳島神社の南側の少し入り組んだ路地裏に、
牧野山観音寺があります。
ここもまた別世界です。

残念ながら由緒などはよくわかりません。


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観音寺の近くに、ビジネスホテルオイセを発見です。
オイセはもちろん笈瀬ですね。

During the cleaning
No Entry
Enjoy Free Wi-Fi

ということでこちらも外国人仕様の安宿です。
このあたりはなんとなく安宿地区なんですね。


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※プノンペンの街中にある安宿です。

世界的に見ても安宿地区というのは、
都心に近く交通の便がいいのに、
開発が進んでいないので家賃が安い、
物価が安い地区に多くあります。

おそらくこのあたりもそうなんでしょうね。

前回お知らせした、
近所に住んでいると思われるアジア系外国人で賑わっていた、
安兵衛青果もすぐ近くです。

都心の割に開発が遅れていて、
お寺や神社や路地裏も残っているこのあたりは、
アジア系外国人が住み、
アジア系外国人が買い物をして、
旅行で来たアジア系外国人が安宿に泊まる。

そんな不思議空間。
色々な時間、空間、
そして多文化の入り混じった異世界。

かつて笈瀬川があり、かっぱも住んでいたというこの場所は、
今もなお異世界の香り、
旅の香りを発しているのかもしれません。


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さてこのあとは、
このあたりの路地裏をぶらぶらとしながら、
近鉄米野駅に戻ります。

方向さえ間違わなければ、適当に歩いても
大丈夫だと思います。


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迷った時は、
この背の低い建物が立ち並ぶエリアから
すぐに探し出すことができる、
ささしまライブの高層ビルを目指します。


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でも上ばっかり見て歩かないでくださいね。
路地裏の、地面に近いところにある異世界を
見逃しますよ。

高層ビルの住人からは想像もつかないような世界が、
地面に近いところには存在しています。

Don’t miss the emotions!

BSTでは、地面に近いところを這いずり回るような、
ぶらぶら、節約、旅、を目指しています。


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近鉄米野駅前から、
斜めに入っていく細い路地を発見です。

これはもう突入していくしかありません。

次回突入します。




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