塔公 丹巴から車をチャーターして塔公へ 塔公は意外と開けている 雅拉(ヤーラー)雪山 塔公寺 惠远寺 

2018年 4月1日


四川省丹巴にいます。
今日は丹巴から車をチャーターして、
念願だった塔公に行ってみようと思います。


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本来塔公へは康定から行ってみようと
思っていました。
ところ過去記事のように、
成都新南門バスターミナルから康定行のチケットを
外国人は買えず、
丹巴にやってきたのでした。


来てみるとこの丹巴と言うところは意外に楽しく、
日程的に余裕もできましたので、
細かなところをあちこち回ることができたので
とても楽しかったです。


このまま丹巴を堪能して成都に戻るのでもよかったのですが、
百度地図を眺めていると、
丹巴からも塔公ってけっこう近いんですね。
実は康定から行くのと同じくらいのところなんです。


そこで丹巴にいるうちに一日だけ、
日帰りで塔公に行ってみることにしました。


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とはいえ、
丹巴から塔公に行くにはいくつか問題があります。
一つ目は、
というかこれが最大の問題ですが、
東チベットへの外国人立ち入り制限の話です。
こちらに来てから知ったことなのですが、
東チベットは3月中は立ち入り制限がかかることが多いそうです。
実際に康定に行くバスチケットは買えませんし、
丹巴から入ろうとした旅行者が途中で追い返されたそうです。
丹巴から康定に行くのも3月中はダメではないかと言うことでした。


ただしそれらの規制も4月1日からは緩むだろうということで、
実際には3月30日ごろからぼちぼち行けるという話を
聞くようになりました。


この日は4月1日なのでおそらく行けるはずです。


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二つ目は交通手段の確保です。
丹巴と塔公の間は、一日に数本しかない
もっと先まで行くバスに乗るか、
途中の八美で乗合タクシーを乗り継いで行くしか
なさそうです。


日帰りであることを考えると、
行はいいとしても帰りの足が不確定と言うのは
若干の不安要素です。
そこで家族連れとしてはチャーター車しか
選択肢はありません。
チャーター車であれば帰りのことを気にせずに、
塔公に行くことができます。


そんなわけでチャーター車を借りると決めたわけですが、
問題は値段です。
もちろん相場と言うものがありますが、
一介の旅行者にそんなことはわかりません。
ただし当たりはあります。
丹巴から八美までの乗合タクシーが40元、
八美から塔公までが20元だそうですので、
丹巴から塔公まで片道60元、往復で120元、
4人で480元を目安にします。


丹巴地図


八美や塔公方面への乗合タクシーは、
丹巴の西はずれに近い橋の近くにあります。
そこまで行ってドライバーに話しかけると、
一声500元と言われます。


だいたい予想通りです。
ですがこちらが400元だというと、
450元だとかいってきますが、
最終的には400元になりました。
そんなに悪い値段ではない気がします。
ただしこの値段ではチャーターといいつつ、
相乗りになると思います(笑)。


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それでは出発です。
すぐに謎の停車です。
山深いので9時を過ぎても日が当たりません。


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しばらくしてまた、
謎の洗車タイムです。
山の水を使っているのでタダです。
きっとこのドライバーのお気に入り洗車ポイントなんでしょう。
もしも時間がなければ、
チャーター中に洗車されたら、
イライラのピークに達するかもしれませんが、
僕は意外とこんな時間が好きです。
観光スポットではないところで停まって降りれるからです。


この辺りは東谷という地区ですね。
丹巴の街中と違って乾燥していないのか、
緑が多いです。


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途中で、
雅拉雪山の展望スポットで停まってくれます。
雅拉雪山はヤーラー雪山、雅拉神山などと言われている、
このあたりではなかなか目につく山です。
標高が5717mもある、
まさに神の山です。
この日は晴れていて絶景でした。


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雅拉雪山の展望スポットからさらに標高を上げて、
標高3923mの峠を越えていくと、
八美の街になります。
3923mは富士山越え、
今回の旅の最高地点になります。


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八美から塔公までは3700mの高地に広がる
大草原です。
ただし中国ですので道がきれいです。
標高のことを考えなければ、日本の阿蘇あたりと同じですね。
道がいいので秘境感は0です。
むしろ快適なドライブコースと言う感じです。


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快適なドライブの末に、
塔公に到着です。
丹巴から2時間30ほどで着いてしまいました。


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塔公は意外と街です。
周りは大草原ですが、
何もない素朴な場所を期待してくると、
そうでもありません。
ただし街から一歩外に出ると、標高3700mの
茫漠とした草原が広がっているのみです。


4月上旬の時点で、
日中の気温はそれほど低くないです。
日が当たっていれば、ダウンジャケットは
いるかいらないかなと言う程度です。
そしてありがたいことに、
この日は高山病の症状が出ませんでした。


思い起こせば四姑娘山鎮で襲われた、
悪夢のような高山病。
頭痛と吐き気で立っているのもやっとで、
宿のベッドで寝てばかりいました。
その時の標高が3200m。
そしてここ塔公は3700m。
またなってもおかしくはないと覚悟してきましたが、
心配していたような症状はでませんでした。


おそらくは丹巴に長く居たことで、
高地順応が進んだためと思われます。
もちろん家族のだれも高山病にはなりませんでした。


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塔公は塔公寺を中心に広がっている街です。
さっそく塔公寺を見学です。


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カラフルなお寺が青い空に映えます。
塔公寺の門票は20元ですが、
この時は人がいなかったのでタダでした。


なかなか規模の大きいチベット寺院で、
歴史も古いのですが、
そのぶん丹巴の近郊で見たような小さな寺院のような
素朴さはありません。
本堂の内部も荘厳ではありますが、
個人的には丹巴近郊の小さなお寺の方が気に入りました。


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お寺の外にはマニ車です。
塔公寺はどちらかというと、内部より外側の方が雰囲気あります。


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お寺の外側にある、仏塔群です。
これはなかなか見ごたえがあります。
青空と、
荒涼とした草原と、
透き通った冷たい空気と、
長い長い歴史の間に、
人々の祈りを天に運んだであろう仏塔。


僕の中のチベット仏教のイメージにあるのは
こんな風景です。


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お寺の境内が終わると、
その先は何もありません。
ただひたすら草原が広がり、
その先に雪をかぶった山々が見渡せます。
日帰りの短い時間でしたが、
塔公に来れてよかったです。



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帰り道にもう一か所、お寺に寄ってもらいました。
惠远寺というこれまた歴史のあるお寺です。
惠远寺は八美の郊外にあります。
標高は3779mです。
つまり富士山よりも高いところにあるお寺と言うことになります。


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入り口は建て直されていて新しいです。


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中に入ると、だだっ広い広場になっています。


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その奥にあるのが老大殿です。
ここはかなり古いです。
そして写真は撮れませんが、
内部はスゴイです。
なんというか、たくさんの古い感じの仏像と壁画が、
本堂の薄暗く厳かな雰囲気の中に浮かび上がっていて、
異世界感が半端ないです。
例えて言うなら、
奈良の東大寺法華堂や興福寺のような感じです。
もちろ奈良と違って、
チベット仏教なので極彩色ですが。


内部だけでいうなら塔公寺よりもいいです。
もしも時間があったらぜひ見てみてください。


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惠远寺の周りもまた、
茫漠とした平原です。
夏場にはもっと緑になるのでしょう。
時間があればもう少しこのあたりにいたいのですが、
チャーター車に待っていてもらうとなると、
落ち着きません。
それに値段を値切ったせいか、
ドライバーはちゃっかり丹巴までの客を
拾ってきていますので、
その人たちにも悪いので帰ります。


それでも
一度はあきらめた塔公に行くことができて、
本当に良かったです。
滞在時間は短かったのですが、
道中の景色が素晴らしかったのでまあ良しです。
道路もかなり整備されていて、
高山病のことさえなければ、
子連れでも十分OKかと思います。
また、塔公に行くのに丹巴を拠点にするのも
十分にありです。
なにしろ丹巴は標高も比較的低く、
康定に比べて気温も高く、
物価も安く、安くていい宿もあり、
おいしい食堂もあるので、
滞在するのに最適だからです。


僕の中で丹巴は山岳リゾートみたいな感じです。



明日は8時間のハズに揺られて成都に帰ります。







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