ロッブリー  遺跡と猿が有名な街 しかし遺跡はそこまで見ごたえなく、サルは数が多すぎてもはや観光が困難なレベル でも猿好きは急げ! ひょっとしたら猿がいなくなるかも?

2019年 8月20日


チェンナイからのエアアジアは、
早朝のドンムアン空港に到着です。
弱冷房で過ごしやすい、ドンムアン空港で一番の仮眠スポット、
オブザベーションデッキにアルミシートと寝袋を敷いて仮眠した後、
ドンムアン空港駅から普通列車に乗って、
ロッブリーに向かいます。
ここのところ数年は、インドの帰りにタイをうろうろすることが多いです。
毎回いろいろなところに行くのですが、
基本的にはそんなに日数がないので、
バンコクから比較的近い場所になります。
今回は今まで通過したことはあるけれども、
一度も降り立ったことが無い街、ロッブリーに行くことにしました。
ロッブリーはクメール時代の遺跡と、
そして猿が有名です。

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ドンムアン空港駅を出発した普通列車は、
アユタヤを通りつつ、約2時間でロッブリーに到着です。
料金は一人24バーツです。
タイの普通列車はバスに比べてとても割安です。
物価に比べても割安なので、国内の経済的格差を意識した料金設定なのでしょう。
外国人もこの値段で乗れてありがたいです。


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ロッブリーはクメール時代の遺跡があることで有名です。
駅のすぐ脇にも遺跡があります。
アユタヤほど規模が大きくないので、
すべて歩いてみて回ることができます。
バンコクから列車で3時間、アユタヤからは1時間ですので、
バンコクから日帰りで観光できないこともありません。
けれども今回はこの町に泊ってみようと思います。


ロッブリー


ロッブリーは鉄道駅を中心としたこじんまりとした街です。
とはいえ鉄道駅から回れるロッブリーは旧市街の方で、
東側に新市街が広がっています。
例によってのっぺりとした新市街で、
これといった見どころもなさそうです。
バスターミナルは新市街にあり、旧市街からはソンテウで移動できます。
ソンテウは一人10バーツです。

新しい街に着いてまずやることは宿探しなのですが、
ロッブリーにはいい宿がありません。
外国人用のゲストハウスが一軒と、
あとはタイ人用の商人宿が数軒です。
外国人用のゲストハウスは英語が通じるので若干割高です。
タイ人用の宿は、どこも古くて気が滅入りそうです。
いわゆるタイの地方都市にある新しくてきれいでコスパのいいビジネス宿は、
この旧市街側にはありません。
booking.comによると、新市街に何軒かあるようです。
しかし、新市街に泊ってしまうと観光的には不便です。
そしておそらく食堂に困ると思います。

その点ロッブリーの旧市街側は、市場や食堂も多く、
食べるものには困りません。
そこで旧市街にある古い商人宿、台北ホテルと言うところに泊ったのですが、
ここは料金は安いものの、けっしてお勧めできるものではないので、
ここでは触れないことにします。


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さてロッブリーをぶらぶらします。
ロッブリーは遺跡が有名な街ですが、
遺跡以外にも見どころはあります。
それは古いタイの感じをよく残した旧市街の通りです。


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ロッブリーの旧市街側の北側になります。
この通りは古い木造の家屋が良く残っています。
タイ中華式とでもいうのでしょうか。
タイ語と中国語の混ざった表記もみられます。

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タロイモスイーツの店がありました。

川沿いにあることから、おそらくロッブリーは水運の港町として
発展してきたのかもしれません。
以前ほど交通の便が良くなかったころは、
バンコクと北部を結ぶ中継場所としていろいろな人がやってきたと思われます。
しかし鉄道の高速化と道路の整備、LCCの発達により、
もはやロッブリーを中継地として使う必要はありません。
ロッブリーはただ通過されるか、
日帰りで訪れる町になっているようです。
そのころに作られた宿も、今こうして誰も来ないまま老朽化しているのでしょう。

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それだからこそ、というべきでしょうか。
ロッブリーには昔ながらのタイのゆる~い感じが残っています。
街中を流れるロッブリー川沿いを歩くと、
本当にのんびりとした気分になれます。

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ロブリー川の中州にあるWat Monkhanです。
青空にカラフルな仏像が映えます。
インドの乾いた感じとは違って、東南アジアの仏像はしっとりとしていますね。


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そしてタイのいいところは、
適当に入った安飯屋のごはんがおいしいことです。
これは海鮮野菜炒めごはんですね。
40バーツです。
田舎は安いです。
ちなみにタイといえばエビやイカといった海鮮がイメージできますが、
写真も英語メニューもないような食堂では、
何を頼んでも鶏肉か豚肉になってしまいます。
せっかくタイに来たのに海鮮が食べたいな~というときは、
「アハンターレー」
と言ってみるのがいいと思います。
適当タイ語でいいです。
この時も適当に、
パック(野菜)
パット(炒める)
アハンターレー(海鮮)
それを盛り付ける手振りをしながら、カーオ(ご飯)
とか言っているとなんとなく理解してくれます。
あとはマーイペット(辛くない)というのをお忘れなく。
忘れるととんでもなく辛いものができあがります。
だいたいどんな田舎の食堂でもアハンターレーはあります。


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夜は鉄道駅の周りにナイトマーケットが出現します。
田舎の割にはなかなか活気があっておもしろいです。
夕食をここでとるのもいいと思います。
夕食はのんびりと食べたいという方には、
旧市街通りの近くが市場街になっていますので、
そこでいろいろなお惣菜を買うのがいいと思います。
市場の周りにだいたい15時ごろから惣菜の屋台が出始めます。
おいしそうなおかずがどれもだいたい20バーツです。
お米は同じ店か、お米専門店で売っています。
等級によりますが、だいたい一人前10バーツくらいです。
これらを人数分買って、宿に持ち帰って食べます。
タイの宿はだいたい持って帰ってきたものを食べるスペースがついてますので、
そこでどうぞ。
ただしこれらのおそうざいは夕方遅くには売り切れて、
夜になるとほとんど何も残っていませんので、
買う予定の方はお早めに。
それから宿によっては皿やスプーンがないこともありますので、
食器やはしなどは自分で持って行った方がいいと思います。
僕らは何にでも使えるので、100均に売っているタッパーと、
はしとプラスチックスプーンを人数分持ち歩いています。



ところでこのロッブリー、
別に旧市街とナイトマーケットと
持ち帰り総菜で有名なわけではありません。
ロッブリーは遺跡と猿で有名な街です。
しかしここではそれに触れません。
それは本来この町のメインとなるべきこれらの二つが、
あまりいい状態にあるような気がしないからです。
遺跡に関しては、アユタヤに比べて規模が小さいので
あまり見ごたえがありません。
仏像などもほとんど残っていないので、
建物の遺構だけを見て回る感じになります。
にもかかわらず入場料がかかるものが多く、遺跡の街を楽しむという感じがありません。
遺跡を楽しむならアユタヤかスコータイがいいと思います。

そして猿の方ですが、
こちらは遺跡よりもさらに問題があります。
おそらくロッブリーで一番見ごたえのある遺跡、
プラーン サームヨート。
クメール時代の3つの尖塔をもつ寺院遺跡ですが、
この遺跡が猿に占領されています。
確かにこの寺院は猿の寺院として有名なのですが、
猿の数が度を越しています。
とにかく猿の数が多すぎるのです。
おそらくは観光のためでしょうが、
猿に餌付けをしすぎたのだと思います。
餌がいつでもあり、天敵がいないところでは、
猿はどんどん増えていきます。
それはもうほとんど観光が不可能なくらいの猿の数です。

増えすぎた猿は寺院からあふれ出て、
まわりの建物の屋根や壁、電柱、そして路上にもあふれかえっています。
もちろんそこにいる観光客よりも何倍も多いです。
そしてあちこちで猿どうし争っている鳴き声が響き渡っています。
餌付けされているので、すぐに人を襲ってくることはないと思いますが、
それでも何かしらの恐怖を感じないわけにはいきません。

増えすぎた猿は付近の住民や商店に悪さをするのでしょう。
例えば開いている窓から入り込んで食料を奪っていく、
売っている商品を奪っていく、
食堂なら衛生的にも問題がある、
ふんや食べかすなどの問題もある。
そのためか、このプラーン サームヨートのまわりの商店は
すっかりしまっています。
そしてアパートのような住宅も、人のいる気配がありません。
特に夕方以降は観光客もいなくなり、
閉まった商店街、放置された住宅、誰もいない路上、
まるでゴーストタウンのようです。
そのゴーストタウンを猿が我が物顔で走り回り、鳴きわめき、
建物の屋上にずらっとならんで地上を見下ろしている様は、
猿の惑星かと思うほどです。


これはこれでおもしろい、
ということもできますが、
観光とはまた別のおもしろさです。
せっかくの遺跡もこれではおちついて観光できません。
猿のおかげで観光的に有名になったロッブリーは、
今また猿のおかげで観光的にダメになっていくと思います。
観光でなんとかしたいのなら、
猿の数を減らさないとどうにもならないと思います。
何かで読んだのですが、どうも増えすぎた猿を減らす計画もあるそうです。
宿に泊まるにしても、
プラーン サームヨート付近の猿エリアを避けて泊った方が、
のんびりとできます。


少し長居をしようかと思っていましたが、
意外にもロッブリーは落ち着かないので、
移動して行くことにします。
次回はカンチャナブリ―です。






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